いま話題のNetflixのドラマですね。仲里依紗ちゃんと松坂桃李主演の。松坂桃李は演技が上手いですね。錦戸亮もカッコよくて演技が上手い。堀北真希ちゃんの旦那さん(名前が出てこない笑)もマッチョでカッコいい。私昔からエンタメ分野に滅法疎く、芸能人をほとんど知らないことが多いのですが、最近はドラマを通じて覚えることが多いのです。
結婚や不倫をテーマにしたドラマでしたが(合ってる?)、世相を反映しているというか有名人が不倫をしたら週刊誌ですっぱ抜かれて世間から叩かれるというお決まりのプレイの繰り返しが内容の大半を占めます。個人的には(昔から惰性で続いている)結婚制度に対して疑問を投げかけているような作品にも感じました。
結婚はそう遠くない将来、無くなっていくでしょうね。または形が変わっていくか。最終話の仲里依紗ちゃんのセリフを聞いて私はそう感じました。
結婚制度は元々は農民のために作られた制度なのです。田畑を耕して維持していかないと一家が飢え死にしてしまいますから、子どもを作って長男に継がせて命を繋いでいったのです。江戸時代の農民は全人口の80%以上、戦前で50%、今は3%。もう時代に合ってないのは明らかなのですが、なかなか変えられないのでしょうね。10年ほど前にドイツのある政治家が結婚を年契約にしようみたいなマニフェストを掲げてボコボコに叩かれてました。どこの国でも状況は同じのようです。
私自身、0歳の時に両親が離婚しているため実の父親をほとんど知りません。5歳の時に母は再婚しましたが(その時の再婚相手を私は今でも父と呼んでます)9歳の時にはもう別れてました。それ以降は知らない男の人が家に来ることが多い環境で育ったので、”父”と”母”に育てられるという感覚が今でもわかりません。
人間が農耕に出会う前(つまり狩猟採集民族の頃)は結婚や定住といった概念が存在せず、思春期の私のように母といろんな男の人みたいな環境で育っていってたんでしょうね。私は一応グレずに育ちましたが、子育てという点においては両親がいる環境の方が子どもは安心して過ごせるのかなとも思います。
難しいですね。本当に難しい。やはりBI(Basic Income)が最適解ではないのか??そんなことを考えさせられた作品でありました。
最後に。
「一夫一妻制は婚姻の共産主義である」
好きな言葉です。
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