先日の連休を利用して熊本と長崎にひとり旅に行って来ました。2002年〜2003年までの1年間、私はひとりで熊本県に住んでいたのですが、今年でちょうど20年経つので、当時住んでいた下宿や利用していた体育館、通っていた予備校に行ってみたくなり、急遽夜中にクルマを走らせました。完全に無計画です。
大学受験に失敗し、地元に居づらくなった19歳の私はひとりも知り合いがいない熊本県に旅立つ決意をしました。今でもその理由はわかりません。なぜ福岡ではなかったのか、鹿児島でもなかったのか。大倉下宿という4.5畳の部屋で1年間過ごしました。冷暖房はあったのですが最初から壊れていたので、夏は凍らせたアイスノンを抱いて寝てましたし、冬はちゃんちゃんこと靴下を二重に装備して寒さと闘いながら過ごしたのは今となってはいい思い出です。
1年間ものすごく勉強していたのかというと決してそんなことはなくて、毎日熊本城に行って鳩にエサをあげたり体育館で筋トレしたり本屋で本を読んだり好きなことばかりしていましたね。もちろん勉強はしていましたが月水金の3時間ずつしかしてなかったです。これは本当です。誰に言ってもなかなか信じてもらえないのですが事実なんです。私は昔から短期集中型で、勉強時間はものすごく短くて長時間連続して勉強ができない人間だったんです。それが原因で親とは仲が悪くなってしまったんですけどね、、でもその集中している時は鬼の集中力で、4月に解いた問題の解法を次の年の2月まで覚えているような勢いでした。今でも当時覚えた公式とか英単語は出てきますね、もっと言うと参考書のどのあたりに書いてあったとか問題集の何月号あたりだったかまで言えます(たぶん)。当時使用していたZ会の旬報は今でも全て捨てずに残してます。そんな苦労(?)して臨んだ2003年のセンター試験の点数は死ぬまで忘れるわけがありません(英語:194点、数ⅠA:97点、数ⅡB:78点、国語115点、物理:92点、化学:86点、日本史:66点)。結果として医学部には合格出来なかったのですが、自分としては独学であの勉強時間でこの点数を取れたのはなかなかのミラクルだったと思います。国語と日本史の勉強時間はほぼゼロです。英語もたまーにしか問題を解いてなかった気がします。数学と物理と化学はかなり頑張りましたね。予備校はメイト生といって自習室だけを使うようなシステムだけ利用させてもらってました。講義は一切受けてない。何の自慢にもなりませんが。
話を戻します。
代々木ゼミナール熊本校は建物だけを残して無くなっていました。でも当時の駐輪場はそのまま残っててすごく懐かしい気持ちになりましたね。住んでいた下宿は廃墟みたいになっていました。もうご主人は亡くなったのかな?コロナ第7波の真っ只中であったため中に入ることはしませんでしたが、1年間住んでいた所だったので特に懐かしかったですね。最後は思い出の体育館のジムで筋トレして帰ってきました。
あっ、もうひとつ思い出の場所に寄りました。ジョリーパスタ上熊本店。私は1年かけてここのランチに通い詰めスタンプカード3冊を貯めてお皿をゲットしたのです。そのお皿は今でも家に置いてます。私の一生の宝物です。
そこで少し高いピザを食べてPayPayで支払って帰りました。当時19歳の私はお金を節約して1番安いランチをなけなしの小銭で払っていたことを考えると、なんだか隔世の感がありますね。
その前の日は31年ぶりに長崎の思い出の地に行ったのですが、話が長くなるのでまた次の機会にします。
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