小さい子はよく転びます。家の中で転んで顔を打って唇から血が出たくらいであればまだ可愛いものですが、歯が折れたとか舌が裂けたとかであればご家族の方は大わらわになります。折れたり抜けたりしたのが乳歯であればまだ救いがありますが、永久歯が折れた、抜けたとなれば我々も頭を抱えます。小学生〜高校生は通学中や昼休み、放課後、部活中や試合中に受傷しやすい傾向があります。
興味深いのはここからです。外傷で受診してきた患者さんのデータを集計、分析した先生がいたらしく(名前は存じ上げません)
「季節の変わり目に事故は多い」という発見をされたそうです。確かに!わかる気がします。
急に寒くなったり急に暖かくなったりすると自律神経が乱れて夜中にちゃんと眠れていないことが多々あるらしく、日中ボーッとしてしまう、つまりずっと眠たい状態が続いているためいつもは転ばないような場所で転んだり注意散漫になって事故に遭ってしまったりするのだそうです。小児にもそれは当てはまります。さすが石谷先生、何でも知ってらっしゃる。貴重な情報ありがとうございます。
でも一体どうやって注意したらいいんでしょうね。。いくら注意しても子どもたちは一年中外で遊びますし部活も体育の授業も季節に関係なく行われますからね。高速道路の鳥注意の標識くらいどう対応していいかわからないなと思う今日この頃です。
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