諸行無常

 このキャンドルサービスのワンショット、先日実家に帰った時にたまたま見つけた物なのですが、母親の2回目の結婚式の時の写真です(1988/10/9)。当時私は保育園の年長さん。なんとなくこの日のことは覚えています。朝早くバスに乗せられて叔母さんと街へ。なぜかマクドナルドでハンバーガーを買ってもらいそのまま結婚式場へ。式の後半、司会者がやってきて(お父さん、お母さん幸せになってくださいって言うんだよ)と耳打ちされ、なんでそんな心にも無いことをわざわざマイクでみんなに聞こえるように言わないといけないんだと思いながらも6歳児ながらに最大限空気を読んでそのセリフを棒読みで言った次の瞬間、父が涙を流して「ありがとうね」って言ってくれたのです。

  まあそんなことはどうでもいいのですが笑

この写真、別の見方をするとちょっと深いのです。

  この結婚式から3年9か月後、2人は離婚するのですが、さらに29年後、母親はこの写真に映り込んでいるもう1人の人物(拍手してる人:以下社長)と再婚するのです。今思えば社長は私が学生の頃ちょいちょい家にも来ていたなぁ。逢瀬を重ねていたのでしょう。

  父(正確には弟の父)も社長(昨年亡くなりました)も私には優しかったのでどちらも好きなのですが、母はここまで体を張って世の中は諸行無常ということを私に教えたかったのでしょうか。

  中学校2年生の古典の授業を思い出します。
「ゆく川の流れは絶えずして〜」方丈記ですよね。「国破れて山河あり」は松尾芭蕉の奥の細道、「祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり 沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらわす おごれる人も久しからず ただ春の夜の夢のごとし たけき者もついには滅びぬ 遍に風の前の塵に同じ」は有名な平家物語の出だしです(間違っていたらごめんなさい)。

先人たちが説くように世の中は常ならないわけです。

この写真を撮ったカメラマン、なんとも慧眼ではありませんか。やや複雑な気持ちにさせられる1枚ですが、不吉な写真としてではなくせめてもの奇貨として捉え、仕事に人生に役立てていきたいものです。

「万物は流転し、そこに安寧を求めるからこそ苦が生じる」
詠み人知らずですが好きな言葉です。
この世に安定なんて存在しないので、死ぬまで転がり続けていかなきゃですね。

ちなみにこの写真を弟にLINEで送ったところ
wwwwwwって返ってきました笑

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