STREET FIGHTER 2

 私はいわゆるストツー世代です。”street fighter 2″ 格闘ゲームですね。今の若い人は知っているのかな。以前はマリオブラザーズの話を少し書きましたが、スーパーマリオ系は子どもの頃から下手でした。マリオカートも。でもストツーは強かった。

 ストツーを初めて知ったのは1991年の春頃だったと記憶しています。長崎ベィシティホテル(今はもう無い)のゲームセンターで他の人がプレイしているのを見たのが最初です。弱いカメハメ波を出す金髪キャラ(今思えばケン)がどんどん敵を倒していく、途中何故か車を破壊している、なんなんだこのゲームは、、、のめり込むのに時間はかかりませんでした。ストツーに出会ってから私の少ないお小遣いはほとんどゲームセンターに消えていきました。帰りのバス代までストツーに注ぎ込んで2時間かけて歩いて家に帰ったこともありました。なかなかひどいヤンキーにカツアゲされて殴られたこともありました。それでも懲りずにゲームセンターには通ってストツーをプレイしてました。完全に青春ですね。

 今はあまりキャッチアップ出来ていませんが、あれからシリーズが進んで今はstreet fighter 6くらいになってるのかな?基本的なシステムやキャラは変わってないと思うので、今でもまあまあ強い方ではないかと思います。

 私プロレスも好きなので、格闘ゲームとプロレスがリンクしてる所がわかるんです。ラスボスのベガがレガースを履いているのは、UWFの前田日明が履いていたのをプロレス好きの開発者が真似したからとか、バルログの爪はおそらく鉄の爪フリッツ・フォン・エリックからヒントを得ているとか。マイク・バイソンは言わずもがなマイク・タイソンのオマージュですよね(プロレスじゃないけど)。ザンギエフはソ連のレッドブル軍団のビクトル・ザンギエフから来てるのでしょう。他社の格闘ゲームだと餓狼伝説のテリー・ボガードのマーシャルアーツはドン・中矢・ニールセンから、アンディ・ボカードの骨法は船木誠勝と獣神サンダーライガー(が当時練習に通っていたこと)から、雷電の毒霧はグレート・ムタ(またはグレート・カブキ)から、ビッグベアーは完全なビッグバンベイダーのオマージュです。KOFシリーズのクラークはアルゼンチンバックブリーカー(中西学)とかシャイニングウィザードやフラッシングエルボー(武藤敬司)、垂直落下DDT(橋本真也)まで使ってきます。アンヘルはピープルズエルボー(ロック様)を潜在能力に設定してますし。格闘ゲームの開発者には相当なプロレスファンが多いんでしょうね。

 こんな話が出来る友人が欲しい。

 ちなみに、私が知る限り相手の攻撃を受けて歯が折れる演出を最初に取り入れたのは龍虎の拳のジョン・クローリーです。でも龍虎の拳2では前歯が復活してるんですよね。グラフィックに限って言うと、スト2ダッシュのベガの負けた時の顔がその嚆矢でしょうか。

 昔は100円玉を握りしめてゲームセンターに通わないと出来なかったアーケードゲームですが、今は誰でもPC上で全てプレイ出来ます。エミュレーターのチート機能で色々と設定を変えたりMUGENでキャラや背景を合成したり出来るような時代です(もうそれも15年以上前の話ですが)。

 でも、どんなに便利になってもやはり当時のアーケードの筐体でレバーとボタンをガチャガチャしながら後ろではUFOキャッチャーのラストクリスマスのBGMがうっすらと聞こえてくる雰囲気には勝てないんですよね。

わかる人がいたら嬉しいです。

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