幼馴染に良太っていう歳が1つ下の男がいて、3年前に日本にマリトッツォを流行らせて今は福岡や東京、NYでイタリアンレストランやパン屋さん、生ドーナツ屋を多店舗展開するシェフ兼ビジネスマンになったっていう話は昔ブログに書いたことがあるのですが、この間ふと思い出したんです。
彼はずっと私の耳たぶを触っていた。
30年前、私の家には家庭用ゲーム機がありませんでした。でも近所の良太の家にはあった。スーパーファミコンやプレイステーションが。なのでゲームをさせてもらいによく遊びに行ってました。まずは良太がプレイをする。私は横で観てる。だいたい1〜2時間。良太が飽きると代わってくれる。待ちに待った私がプレイをし始めると、良太は必ず私の耳たぶを触ってくるのです(私はまあまあの福耳なんです)。耳たぶをモミモミ。引っ張るわけではなく潰すわけでもなくひたすらモミモミ。気になるかならないくらいのソフトな感じです。やめろよって言うほど強くはない、というかそんなこと言えない(ゲームをさせてもらっている身なので)。少なくとも良太が耳たぶを触ってる間は私がゲームを出来る。なのでひたすら考えないようにしてゲームに熱中する。
伝わりますかね、このシュールな絵が笑。
何が言いたいかというと、私の耳たぶの触感が今の彼の店の生ドーナツの触感なのです。これはもう間違いない。彼は私の耳たぶの柔らかさをヒントに生ドーナツを開発し、ワールドワイドに事業を展開成し得たのです。私にしかわからないエピソードなので証明しようがないのですが、事実なんです。良太は覚えているのか?今度聞いてみようかな。
私の耳たぶがもう少し硬かったらドーナツも硬かったでしょう。いや、良太はドーナツで事業を展開できていなかったはず、っていうくらい触ってたんです当時。
当時、良太の家はイヌを飼ってました。マルチーズのメスで名前はペロ。私の耳たぶを触れない時(つまり家に他の友達が遊びに来ていた時)は彼はペロのお腹の皮をよく摘んでました。小型犬のお腹ってプニプニしてますでしょ?だから今のアイムドーナツの成功は私とペロのお陰なんです。なぁペロ。もう死んでるけど笑
当時、良太はよくウィンナーを焼いて私やペロに振舞ってくれていました。いま思えばそれがギャランティーだったのか。
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