もちろん処置に集中しているので真剣にお口の中を見ています。よそ見なんて出来ません。常に一点集中!という感じです。
でも頭の中は。
この間ふと思いました。よく昔のことを想像してたりするんですよね。小学校の頃の事とか、中学校時代や高校の頃の事など。とにかく昔のことを想像してしてしまう。
好きな英語のフレーズがパッと出てきたり数学や物理の問題がフッと頭をよぎる事もあります。矯正の処置をしている時は物理の力学の矢印を想像したりします。勤務医の頃はなぜかにんじゃりばんばんが脳内で無限リピートしてた時期もありました。でも集中しているんです。脳内を自由に走らせる方が仕上がりが綺麗だったりします。
車を運転している時、常に道路標識や信号機、対向車やクルマのメーターに全集中して雑念など微塵も頭の中にない!と言えばものすごく聞こえが良いし信頼できるドライバーという印象を受けるでしょう。でも、現実はそんなことしてたら疲れちゃいますよね。8割くらいはボンヤリと他のことを考えたりしてるはずです。
おそらくそれと同じような感覚です。
一通り脳内を自由に解放させてネタが尽きた後は、ほぼ必ずと言っていいほど今度は宇宙のことを考えてしまいます。
なぜ我々は誕生しているのか、宇宙の始まりは何なのか、宇宙に果てはあるのかなど。
人類最大の謎ですよね宇宙の起源は。
18歳の時に予備校の物理の先生が相対性理論の話をしてくれたことがありました。そこからブルーバックスやニュートンなど興味がある本をとにかく読み漁り、宇宙に対する自分なりの解釈が出来上がりました。
宇宙に果てはない。丸い地球に果てが無いように。地球には体積はある。宇宙に体積はあるのか、それは謎である。宇宙の始まりはわからない、本当にわからない。想像することに意味が無いのかもしれない、アインシュタインが言うように。
おそらく、無から宇宙が出来て無くなる、の繰り返しなんでしょうね。
大きなカーテンがユラユラしているのが宇宙。そのカーテン同士が触れるとビッグバンが起こる。そのカーテンを構成する糸がニュートリノやクォークをも構成する。つまり全てが振動している。我々も何もかも。
宇宙の謎が解明される日は来るのでしょうか。我々が宇宙の一部なので不可能な気もしますが。もし解明されたら今度は人類が宇宙を支配し、コントロールしようとしちゃうんでしょうね。
アインシュタインはかつてこのような言葉を残しました。
この世には無限な物が2つあります。宇宙と人間の欲望です。前者については断言は出来ませんが。
好きな言葉です。
最後に。
(ものすごく難しい処置やあまり慣れていない処置をしている時は、他のことを考える余裕は全くないので、伝えられないほど集中してます)
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