母方の祖父は警察官(警視正)だったのですが、柔道や剣道の有段者だったこともありやたらと勲章やメダルを持っていました。生前、よく私に「直樹、このメダルをあげよう」と色々奥から引っ張り出してきては渡そうとしてくるのを「いや、要らないよ」と毎回適当に断っていました。先日、長崎の実家(祖父が建てた家)が取り壊される前に立ち寄った際、その大量の勲章やメダルの処分に困っていた母親が「直樹、これ捨てるのもあれだから持っていってくれない?」と言うので、他の荷物と一緒に持って帰ってきたのですが、長崎から帰りの九州自動車道を鹿児島方面に運転しながらふと思ったのです。
(これ、売れるかも…)
歯科医院には金属回収業者なる人たちがたまに来るのですが、その人たちはバキュームで吸い込んだ銀歯のカケラであったり抜いた歯に付いている小さな銀歯を時にはドブを攫ってまで回収して、分析して買い取ってくれるのです。(この勲章やメダルたちを彼らに出したらどうなるのかな。)八代あたりを走っている時にそのような考えが頭をよぎりました。なんて酷い孫笑
持ち帰った物を袋から取り出してみると、分厚い金メダル風なのが何枚もありました。全てがかなり重い。ゴールドではないにしても貴金属であることは間違いないはず。これはすごいことになるかもしれない。ウン百万円だったらどうしよう、、
(寿司まどかで1番高い皿をたくさん食べてみたいな。鍋島のユッケを5人前くらい食べるのもいいな。その帰りにボーリングを10ゲームくらいしようかな。絶対飽きるな。。)
妄想だけは逞しく膨らみます。
先日、鑑定結果が返って来ました。
結果は、、
「900円」
爺ちゃん、、笑
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