少し怖い話

 以下は先日、友人である同期の口腔外科医から聞いた話です。ある1人の高齢者の方がお口が開かなくなって入れ歯が取り出せないとのことで緊急来院された日があったとのこと。診察してみると本当にお口が開かず、首筋はカッチカチに硬直しているような状況でした。牙関緊急(がかんきんきゅう)という言葉が頭によぎった彼はすぐに上級医に連絡を入れます。「先生、破傷風の患者さんが来ました」と電話で報告すると、「破傷風なんてわけがあるか。私はこの数十年間、一度も診たことはない」と返ってきたそうです。なんとか取り合った末、重い腰を上げて診察室に来た上級医はその高齢者を診た瞬間、態度がガラッと変わったそうです。

 結論から言うと、診断は”破傷風”でした。日本では今でも年間100人ほどが罹患する致死率が高い疾患です。同期の彼は医師ではなく歯科医師なのに学生時代に講義で習った牙関緊急という四文字熟語をたまたま覚えていたようで、誰よりも早く診断を下して対応を仰いだわけです。なんという記憶力の良さとセンスの持ち主なのでしょうか。学生の頃からとても頭が良い人だなとは思っていましたが、先日17年ぶりに会って話してみるとさらにレベルアップしており、自分がとても勝てる相手ではないなと改めて感じさせられました。ドラゴンボールZで例えるなら、ヤードラット星から帰ってきた孫悟空を見た時のウーロンの気分といったところでしょうか。

 そんな彼(ちなみにめちゃくちゃイケメンです)が来月、鹿児島中央駅裏で口腔外科に特化した歯科医院を開業しますhttps://kcs-oralsurg.clinic/。プラージュデンタルクリニックの受付にも彼の医院のパンフレットを置いているのでもしよかったら手に取って見てみてください。親知らずの抜歯はもちろん、舌痛症や原因不明の疼痛が専門とのことです。

 ちなみにその高齢者の方は家庭菜園をしていたとのことでした。我々は幼少期に破傷風のワクチンは接種しているのですが、徐々に効能は薄れていくみたいですね。私は家庭菜園はしませんが、お口が開かなくなるのは嫌なので破傷風ワクチンは追加で受けておこうかな。

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