食べ物に関しては昔から好き嫌いがほとんどなく(レバーとフルーツポンチに入っている寒天みたいなやつだけは苦手です)、しかもバカ舌なので細かい味が分からず、なんでも美味しい美味しいと食べるので周りからは食事を作るのが楽だみたいなことはよく言われるのですが、そんな私が絶対に食べない物が存在します。ガムです。キャラメル、ハイチュウ、プッチョ、ミルキー、水飴などの粘着性がある物ももう20年ほど口にするのを自重しています。食べたいんですけどね。横のマツキヨのレジのところに置いてあるガムとかソフトキャンディ類が行けば毎回目に留まりますが、手に取るのを我慢します。なぜか。
むし歯になりやすいとかそういう理由もありますが、単純に歯に過度な負担がかかることを知っているからです。
ガムやソフトキャンディ類は厳密には食べ物ではありません。嗜好品です。嗜好品は片側噛みになります。片方の歯だけで噛むと咬合のバランスが崩れますし、歯への負担に偏りが生じます。特に粘着性が強い嗜好品は歯を長時間いろんな方向に引っ張るため、歯が過緊張状態になります。例えるなら筋トレ直後のプルプルした、いつもより感覚が鈍ったような状態です。歯は”これ以上強く噛んだらいけない、このくらいの力にしておこう”とリミッターが作動するように出来ています。過緊張状態だとそのリミッターが鈍るので、必要以上に強く噛んでしまったり、話す時に誤って上下の歯が強く当たったりしてしまいます。その結果、歯の寿命が短くなってしまうのです。大袈裟な!と思うかもしれませんが、本当です。今は人生100年時代、歯は消耗品です。不必要な外力から守ってあげることが要諦なのです。銀歯が外れる原因もガムやキャラメルであることが多いですからね。
ただ、もし明日死ぬって言われたら、ロッテのブルーベリーガムとコーラ味のプッチョは食べるだろうな。。
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