ロト6、いわゆる数字選択式の宝くじです。1から43の数字の中から6つを選んで、選んだ数字が全て本数字と一致した場合は2億円(最高6億円)が当たるみたいな小学生でもわかるようなシンプルな仕組みで運用されています。2003年夏、当時住んでいた鹿児島市宇宿のチャンスセンターで200円分だけ買ったのが私とロト6の最初の出会いでした。確か3回目くらいでいきなり5等が当たったのです。600円が1000円に。一応プラスです。早速同じ歯学部の友人(以下MRF)に紹介しました。MRFは何回目かでいきなり4等を当ててました(実話)。
「なんだ、簡単じゃないか」
我々2人がのめり込むのに時間はかかりませんでした。今思えばただのビギナーズラック以外の何ものでもなかったのですが、経験の浅い若い2人が地獄の釜の蓋を開けてしまったことに気づくわけもなく、稼いだバイト代は(もちろん全てではありませんが)見事にチャンスセンターに消えていきました。私は日和見な感じで買ったり買わなかったりの生活をしていたのでそこまでダメージは無かったのですが、MRFはその後10年以上マジメに買い続けたのではなかったでしょうか。私よりハマってました。数年前に会った時はもう最近は買ってないと言っていたので少し安心しましたが、決して数学が出来ない訳ではない人間をここまでハマらせてしまうギミックを思いついた開発者はなかなか罪深いですね。MRFにロト6を紹介してしまった私も人のことを言える立場にありませんが。2人の学生時代の負けの総額はそれぞれウン万円〜ウン十万円にのぼると思います。
私の場合、大学を卒業してからはロト6からだいぶ遠ざかっていて買わない年もあったりするくらい普通の生活を送っていたのですが、つい最近、ゆうちゅけがロト6はネットでも買えるよと余計な事を私に吹き込んできたことがキッカケで再び購入するようになってしまいました。最初はスルーしていたんですけどね。ネット購入はすごく便利だよとあまりにしつこく言ってくるので試しに200円だけ買っちゃったんです。するとやはり何回目かでまた1000円が当たったので、すぐにMRFに連絡しました。
浜「ロト6がネットで買えるよ!」
M「マジで?」
歴史は繰り返します。
彼が今も定期購入しているかどうかは不明ですが、ロト6のこの蠱惑的な吸引力を何とかしてもらいたいものです。
宝くじは無知への税金である。蓋し名言です。天文学的な確率でしか高額当選はしないと頭では理解しているのですが、何となく当たる気がする、ここの心理を上手く突いてくるのです。いくら負けてても1000円の当選が続くと嬉しいですし、数万円が当たればさらなる頂の高みを見据えます。私の場合、あとひとつだけ数字がズレていれば1500万円の高額当選だった時が過去にあります(第187回)。サンクコストだけが嵩んでいく可能性は思考から排除され、いつか当たるであろう高額当選の未来を自分本位の脳内確率で夢想し続けてしまうのです。岡目八目の好事例でしょう。そんなロト6、ネットで買えてしまうのはやはり便利です。空いた時間でついつい買ってしまいます。200円、たまに400円。大人になってもつつましい金額ですが、今回こそは当たってるかもしれないと思うと夜まで仕事に身が入るんですよね。200円で自分自身にブーストをかけられるのなら、起爆剤としては安い方ではないでしょうか。
ただ、自分で偉い(?)と思う点がひとつだけあって、決してミニロトやロト7、スクラッチやナンバーズ、ジャンボ宝くじやBIGには浮気をしていないのです。常にロト6。逆を言うと他に手を付けだしたら終わるので、無意識のうちに自重しているだけかもしれませんが。
当たる日は来るのかな、来ないんだろうな。当たったら脳髄が痺れるんでしょうね。その感覚だけでも味わってみたい。
このブログ、例の如くNetflixのペントハウス(いま第7話)を観ながら書いているのですが、例えロト6で1等が当たったとしてもこのドラマの登場人物の足元にも及ばなさそうです。というかミン・ソラちゃんにあんな結末はいかんですよね!誰が犯人なのか皆目見当もつきませんが、ミン・ソラちゃんのお母さんの上顎の少なくとも5番から5番はオールセラミックであることは一瞬でわかってしまいました。
職業病??笑
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