高校の歯科検診

 毎年4月になると学校歯科検診なるイベントが始まります。行き先は年度によって多少変わるのですが、近くの小学校だったり中学校だったり、今回のように高等学校だったり。高校生が正直1番大変です。生徒さんの人数が多いのと生えている歯も多いからです。90分間のべつ幕なしに生徒さんがやって来ます。一期一会の精神で接します。最初の40人くらいはどうってことはありません。50人超えてくると勤行に変わります。70人超えてくると集中力が切れてくるのが自分でもわかります。いかんいかん、プロフェッショナルなんだから!と自分を奮い立たせます。90人超えてくると生徒さんに対して大きくお辞儀をするようになります(首筋を伸ばしたいんです)。100人超えると自分から生徒さんに話しかけます。もう違うことをしたくなるんです。120人超えると逆にハイになります。だいたいこの辺で検診は終わります。これ以上は未知の領域です。

  相方の坂上先生(ゲン歯科クリニック)の快活な声が隣の教室から聞こえてくると少しだけ元気をもらえます。約250人の生徒さんを私と坂上先生の2人で検診しているんです毎年。

  高校生はほぼ全員永久歯が生え揃っています。永久歯の数は28本。ちょっと計算してみましょう。28(本)×120(人)=3360本

  そりゃ疲れますよね。。願わくば自分の医院でチェアーを倒して明るいライトを当てながらエアーをかけながら検診したい。そっちの方が正確な検診結果をお伝え出来るのにと毎年思います。

  学校歯科検診の結果は正確ではないです。細かい部分まで見えるわけがありません。まず唾液で見えません。エアーがないと無理です。

  無事に検診が終わり、歯科用のチェアーがあれば楽なのにねとスタッフと話しながら帰ろうとした時、ふと保健室に置いてある体重計が目に留まりました。よく学校に置いてあるような大きな古びた感じの体重計です。乗ってみました。

77.5kg!

5kg増えてる…

きっと筋肉だと信じます笑

  

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